二極化の本質

学年が切り替わると、積み上げ教科である数学・英語は…
前学年の学習内容の上に、文字通り積み上げるような単元進行になります。

具体的には…
中1数学の「正負の数」「文字式」の上に中2数学の「単項式・多項式の計算」
中1英語の「be動詞の現在形」の上に中2英語の「be動詞の過去形」…

そういったことから…
中1内容が不完全だと、中2の勉強がますますできなくなってしまう。
…と一般的には言われます。

でも考え方を変えれば、数学・英語に苦手意識を持ってしまっている子。
進級はチャンスなのです。

なぜなら中2数学の「単項式・多項式の計算」で中1の知識を使うということは…
その復習ができ、身につけることができることを意味しているからです。

1年前にはすごく難しいと思っていたことが、1年後には簡単に思えてくる。
そういうことって数限りなくあります。

学年の前半は、ぐんと伸びる子と、ぐんと下がる子の差が激しい時期です。

伸びる子は、その学年の内容が正確に身についてくるに従って、
それまでの内容の正確さも同時に身につくことが原因です。逆にばん回し損ねると…
わからないところだけが増えていきます。そして、両者の差は広がる一方です。

これが、今社会で問題になっている二極化の本質だと思います。

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