暗記…②

王道Ⅰ 『忘れる力』を知る

多くの人が『暗記は苦手』と感じているようです。
 実際には、記億力がいいかどうかは、生まれつきの能力はほとんど関係ありません。
  「考え方とタイミングの違い」これが記憶で差が付く最も大きな原因です。

ごく一部、天才的にものを覚えられる人がいますが…
 普通の人には『忘れる力』があります。
  『忘れる力』とは、人間の脳が持っている必要ない情報を消去する力です。

人間である以上、誰でも時間がたつと、忘れてしまうのです。
 一生懸命努力して覚えた事を忘れてしまうと… やっぱりイヤになりますよね。

そして、「もうイヤだ!俺はどうせ記憶力がないんだ」と諦めてしまいます。
 暗記が苦手と言うほとんどの人がこれです。最終的には…
  「どうせやってもムダ!」と覚えようとしなくなります。

まずは、自分に言い聞かせてください。『忘れてしまうのは仕方ない!』
 できる人はこのことを知っています。

次のどっちの人が、1年後たくさんの事を記憶していると思いますか?
①一生懸命覚えた事を忘れてしまって、落ち込んでいる人
②一生懸命覚えた事を忘れてしまったが、それは仕方ないと理解している人

②の人は忘れることを仕方ない事だと理解しているから、無意味に落ち込まない。
 無意味に自分を否定もせず、コツコツと勉強を続けられます。

『こんなに忘れてしまった…』ではなく、
  『これだけ覚えていられた!』と考えましよう。     (つづく)

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