結論①…得点差の根源

頭の良し悪しは関係ありません。

ある習慣を持っているかどうかです。

悪いのは、本人でも家庭でもありません。

学校が悪いんです。

どういうことかというと…

日本語を普通に話している以上、

能力にの差はほとんどありません。

本当は、勉強って楽しいものです。

初めて文字を読めたとき、書けたとき、

足し段ができたとき、歌を覚えたとき…

小学校の入学式の頃は、

誰でも学校が楽しみだったはずです。

ところが、あるときから

授業がおもしろくなくなる。

宿題をしなくなる。

勉強が嫌いになる。

一旦そうなると、

勉強が好きだった幼児期には戻れなくなります。

本人は悪くありません。

もちろん、お父さんお母さんも悪くありません。

学校が悪いんです。

その仕組みを作っている国が悪いんです。

今の学校制度には問題があります。

そもそも人には「知りたい」「学びたい」欲求があります。

2~3歳の「なに?」「なんで?」はその欲求によるものです。

その欲求自体は一生持ち続けますが、

その素晴らしい欲求は、学校によってふたをされてしまいます。

なぜなら、わからないときが来るからです。

何かわからないことがあって、

それを納得できないままに授業が進めば、

そこから先を見失ってしまいます。

特に積み重ねが大切な数学や英語はその傾向が強くなります。

簡単な理由ですが、

それを埋める事ができないのが今の日本の学校です。

個々のレベルに合わせて、それぞれの学習が進むシステムなら

わからないこと・できないことを持ち越せないシステムなら

つまづくことなく「知りたい」欲求を持ち続けるでしょう。

しかし、今の学校はそうはなっていません。

その被害者にならないために家庭でできる対策は、

自分で学ぶ力を持つ子どもに育てることです。

そのために最も重要なのは幼児期。

この時期に自学自習の習慣をつければ、

学校の授業でわからないことがあっても、自力で学ぼうとします。

先生や友達・親に聞いたり・調べたりして、

わからないことが解決できれば、つまづかずに

翌日の一斉授業についていくことができます。

中には、「自学自習」を自然にできる子どももいます。

それがいわゆる「頭の良い」と言われる子です。

つまり、「できる子」と「できない子」の差は、

頭の良し悪しではなく

「自学自習」できるかできないか

つまづいたときに自分で解決しようとするかしないか

のわずかな違いでしかないのです。

しかし、そのわずかな違いが、徐々に大きな得点差となり

その人の意識・人生をも変えていきます。

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