子どもを見ていて、
イライラを感じることありますか?
おそらく100人中100人の方が、
一度はイライラしていると思います。
100人中90人くらいの方は、
毎日イラッとしていると思います。
感情を持つ人間なので、
特別悲観する必要はありませんが…
このイライラが少しでも減ったら、
うれしいと思いませんか?
この記事では人のイライラについて
以下の流れで、お伝えしていきます。
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1.イライラのメカニズム
2.イライラを減らす方法
3.その根源=◯◯◯の違い
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1.イライラのメカニズム
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人間がイライラする、
メカニズムを理解すると、
少しだけイライラが解消されます。
イライラ=二次感情
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二次感情というのは、
二番目に来る感情ということです。
例えばあなたのお子さんが、
あなたとの約束を破ったとします。
それに対して、
あなたがイライラしたとします。
これを冷静に考えると、
子どもに約束を破られた
↓
裏切られて悲しい(一次感情)
↓
それが原因でイライラ(二次感情)
というメカニズムで、
イライラがやってきているのです。
もし、わが子にイラっとしたら
一次感情を考えてみてください。
そしてお子さんに、
「いい加減にしなさい」と
イライラをぶつけるのではなく、
「裏切られて悲しかったよ」
と一次感情を伝えてみてください。
ポイント①
『二次感情のイライラでなく
親の一次感情を伝える』
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2.イライラを減らす方法
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次に、イライラが
どのタイミングで来るかを考えます。
多くの方の場合、
こんな流れになります。
何かの出来事が起きる
↓
↓ <0.1秒>
↓
一次感情がやってくる
↓
↓ <0.1秒>
↓
イライラが始まる
↓
↓ <2秒>
↓
イライラがピークに達する
↓
↓ <1時間後>
↓
イライラが少し収まる
↓
↓ <1日後>
↓
イライラがさらに少し収まる
↓
↓ <1週間後>
↓
イライラした理由を忘れ始める
↓
↓ <1か月後>
↓
イライラの理由をほぼ忘れてしまう
つまり、イライラは
2秒後くらいのピークから
時間が経つほど減っていきます。
だから、嫌な出来事が起きた後
時間をおけば、イライラは減ります。
例えば、お子さんが
勉強すると言っていたのに
部屋でゲームをしていたとします。
普通の人は、
見た瞬間に、
「何しているのっ!」
とイライラが爆発すると思います。
しかし、ここで、
いったん扉を閉じて、
・深呼吸をする(5秒)
・トイレに行く(1分)
・散歩に行く(10分)
・大好きなドラマを見る(1時間)
のどれかをします。
※下に行けば行くほど
難易度があがります。
そうすると
イライラが減るので
冷静に話せるようになります。
ポイント②
『イライラが来たら意識して
できるだけ時間をおく』
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3.その根源=◯◯◯の違い
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最後に一つ、
最も大事なことをお伝えします。
イライラの根源=価値観の違い
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<親の価値観>
・ゲームの前に宿題を終わらす
・宿題以外にも復習すべきだ
<子どもの価値観>
・宿題はゲームをしてからやる
・宿題をやっていれば十分
この価値観の違いが
イライラの根源なのです。
親の価値観も
子の価値観も
今までの間に受けた、
・情報からの影響
・経験や周りからの言葉
・時代背景 …
などで形成されているので
誰が正しい…とかではありません。
情報、経験、環境、時代などの影響で
「自分が正しいと思うこと(価値観)」が
決まっているだけなのです。
だから自分の価値観を
押し付けるだけではなく、
子どもの価値観を
受け入れてあげることも
大切なことだと思います。
ただし、当然ですが…
親として譲れない部分は
価値観を揃えるために
子を諭すことも必要です。
ポイント③
『価値観の違いを認める
譲れない部分は諭して揃える』
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【親のイライラ…減らすポイント】
①二次感情のイライラでなく、親の一次感情を伝える。
②イライラが来たら、意識して、できるだけ時間をおく。
③価値観の違いを認める。譲れない部分は諭して揃える。
これを頭に入れて生活すると、
イライラとうまく付き合えて
少しは減らすことができると思います。。。
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ただし…
成績などの結果を変えるためには
価値観や自己認識を変えないといけません。
塾や家庭教師で単に勉強を教わっても
本質的な学力は変わりません。
本質的な学力は
価値観や自己認識が決めるからです。
塾などは本来、勉強を教える場ではなく、
この価値観を変える場であるべきと考えています。
ハイスタクラブはここを念頭に、
学習をサポートしていきます。