『ネガティブシュミレーション』

これからの時代に重要な“負”の想像力
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最近の主なニュースでは…
 
 
・大臣の心ない言葉

・教師への暴力動画投稿

・飲食店のアルバイトによる不適切動画投稿

 …
 
 
特に学生による
SNS投稿の事件も目立ちます。
 
 
学生による不祥事は、
基本的に親にも責任が問われます。


 
 
そのため、わが子が
そのような過ちを犯さぬように
親が教育をしなければいけません。
 
 
当然ですが、
賢い子はそんなことをしません。

親として、
時代の変化に対応出来るように
最低限の準備をしなければいけません。
 
 
そこで今日お伝えしたいことは、
「想像力」についてです。
 
 
親自身ももちろん子供にも、
想像する力を付ける事が大切です。


 
 
・これを動かしたら
 どんなことが起こるのか?

・ここに入ったら
 どんな状況になるのか?

・こう言ったら
 相手はどんな気持ちになるのか?
 
 
これらはすべて想像力です。
 
 
これから活躍する人には、
今以上に“高い想像力”が、
必須だと、自分は考えます。
 
 
最近のSNS関連の事件も、

実は想像力が、
大きく関係しているのです。
 
 
「この投稿をしたら
 どんなことが起こるのか?」

という
想像力が乏しいのです。


 
 
時代に合った想像力を
身に付ける必要があります。
 
 
どうやって身につけるのか?
順番に解説していきます。
 
 
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「正の想像力」と「負の想像力」
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想像力には、

・正の想像力
・負の想像力

という
2つのパターンがあります。
 
 
正の想像力とは、
夢や目標のような
ポジティブな未来を思い描くこと。


 
 
負の想像力とは、
リスクや問題のような
ネガティブな未来を想定すること。


 
 
「自分がこの投稿をしたら
 どんな問題が起こるのか?」

最近のニュースの根源は
負の想像力が足りていないのです。

これからは「負の想像力」が
今まで以上に大切になります。
 
 
もちろん、
正の想像力も負の想像力も
どちらも大切です。
 
 
自己実現するためには
正の想像力が基本になりますが、

それと同時に、
負の想像力を鍛えておくことも、
人として、とても重要なことです。
 
 
負の想像力について
詳しく解説します。
 
 
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負の想像力=リスク管理
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SNS事件のような問題を回避するのが、
負の想像力になります。
 
 
投稿者本人はみな、
こう思っているでしょう。

「まさかここまで
 大事になるとは思わなかった…」
 
 
負の想像力が乏しかったのです。
 
 
これからの時代に起こりうる問題を
事前に回避するためには、

子供のうちから負の想像力を
教育すべきだと思います。
 
 
では、この負の想像力を
子供に身につけさせるためには
どうしたら良いか?
 
 
次の2つを意識しましょう。
 
 
・相手の気持ちを考える
(=思いやり)

・最悪の状況を想定する
(=ネガティブシュミレーション)
 
 
一つずつ解説しますね。
 
 
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・相手の気持ちを考える
(=思いやり)
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相手の気持ちを考えることは、
悪意や暴力に関する教育になります。
 
 
子供が成長すると、
悪意や暴力に出会う時が来ます。
 
 
普通の子供でも、
「悪気のないイジメ」を
してしまうこともあります。
 

 
これは子供にとって、
「負の想像力」が
まだまだ乏しいからです。
 
 
そんな時、親は
「相手を思いやる気持ち」を
教えてあげなければいけません。
 
 
自立した大人なら、
相手の心がわかる人に
ならなければいけません。
 
 
大人の世界でも無くならない
社会的弱者への差別やイジメを
子供のから教えなければいけません。
 
 
これらを子供に教えるためには、

子供自身が問題を起こした
タイミングで教えることを
オススメします。
 
 
わが子が、

・自分(親)に対して
 暴言を吐いたり叩いたりする

・他の子供に対して
 威嚇したり暴力を振るったりする
 
 
子育てをしていると、
このような場面になる時が
あると思います。
 
 
子供本人にとっては
悪気がない場合もあります。
 
 
ですが、
このようなタイミングで必ず、

「その言葉や行動で、
 相手はどんな嫌な気持ちになるのか?」

というように、
相手の視点での気持ちを
考える機会を作りましょう。
 
 
問題を起こしてる段階で
「相手の気持ちを想像する力」
が身に付いていません。

自分の立場ではなく、
相手の立場で考えることを
親がきちんと教えましょう。


 
 
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・最悪の状況を想定する
(=ネガティブシュミレーション)
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これからの時代には
特に重要になるスキルです。
 
 
何か行動をする時に、
「最悪の状況を想定する」
という習慣を身につけましょう。


 
 
今の時代のSNSの事件は、

「この投稿をしたら
 最悪どんなことが起きるのか?」

という最悪の状況を
想定しておけば、

“投稿をしない”

という
正しい選択ができたでしょう。
 
 
これは別に
SNSの使用に関わらず、

自分の行動自体の抑制に
つなげることができます。
 
 
これを子供に教える場合は、

何か計画を立てる時や、
自分で何かを決める時に、

“最悪の状況も想定する”

ということも
ワンセットで考えるように
伝えましょう。
 
 
たとえば、入試でも、

良いことばかり考えてしまうと、
予定通りにいかなくなった時に
柔軟な対応ができなくなります。
 

 
ですが、

最悪の状況も想定し、
その時の対応策まで考えておくと、

何か問題が発生して
計画通りにいかなくなっても
対応ができるようになります。
 
 
このように、

何か計画を立てる時や、
自分で何かを決める時は、

“最悪の状況も想定する”
ということを習慣化させましょう。
 
 
このスキルがあれば、
普段の“何気ない行動”でも、
大きく外れることはないでしょう。
 
 
 
急速に変化する
これからの時代においては、
想像力がとても重要になります。
 
 
・正の想像力:夢や目標
・負の想像力:リスク管理

正の想像力も負の想像力も
どちらも大切なのですが、

これからの時代では、
「負の想像力」を鍛えておく
必要があります。
 
 
描く理想状態になるためには
正の想像力が基本となりますが、

それと同時に、
負の想像力を鍛えておくことも、
人として、とても重要なことです。
 
 
負の想像力を身につけるには、

・相手の気持ちを考える
・最悪の状況を想定する
 
 
この2つを意識しましょう。
 
 
そうすれば、
これからの時代に起こりうる問題を
事前に回避できる人になれるでしょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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