「うちの子はやる気が無くて…」
塾で一番良く受ける相談です。。。
それって実は、
やる気が無いわけではありません。
心理学的な話で、漠然としたものだと
人間は、行動に移せないだけです。
だから、単に
「勉強しなさい!」って親が言っても
子は何をやってイイか分からない。。。
何するか…考えて時間が過ぎて
親が切れると…
「今やろうとしてたんだよ…逆切れ」
お決まりの親子喧嘩のパターンです。
▼詳細なチェックリストを作る
全てのやる事を
細かい行動まで砕きましょう。
例えば、
汚い部屋で、「掃除する」って思っても
なかなか行動に移せません。
なぜなら、
ゴールが想像しにくいほど
行動に移せないからです。
では、
「ペットボトルを集めて袋に入れて捨てる」
ならどうですか??
とりあえず、
袋を持って見渡す限りの
ペットボトルを袋に詰めれば
良いだけなのでデキそうじゃないですか?
チェックリストA)
『部屋掃除』(20分)
↓
1. 燃えるゴミを集める
2. 燃えないゴミを集める
3. 本棚→机→床の順でコロコロ
チェックリストB)
『学校の復習』(30分)
↓
1. ワークで授業でやった教科・単元を解く
2. 丸付けする。間違いを分析する
3. 間違えた問題をもう一度解く
4. ?は次の日、学校で質問する
こんな感じで、考えること無く
行動デキるレベルまで
砕いてリスト化します。
考える必要がなければ、
人は行動出来るのです。
なぜなら、『掃除をする』だと
ゴールが遠いです。
でも、それを細かくすることによって
小さなゴールが沢山見えてきます。
すると、ゴールが近いので
ヤル気が起こります。
ヤレる気になるから
行動につながります。
細かくする事の本質は
『やる気になって行動につながること』です。
行動することで結果がでるので、
更にやる気になります。
▼行動フローリストを作る
大まかなかかる時間を基に
1日の行動フローリストを作成します。
こんな感じです。
15:30 帰宅
15:35 宿題・復習・明日の準備
(チェックリストB参照)
16:05 部屋掃除
(チェックリストA参照)
終了後、自由
18:30 夕飯(終わってなかったら無し)
子どもだけでなく親の予定も
作っておくといいです。
日中、常に見るのは
『行動フローリスト』
と
『チェックリスト』
の2つです。
行動フローリストは
『木の幹』としての役目です。
その幹に沿って、行動し、
細かい枝葉はチェックリストで
確認して実行する。
人生は、何につけても
継続・習慣が全てです。
行動フローリストは『地図』です。
チェックリストは
建物内の『フロアガイド』です。
その『地図』に従い移動して、
着いた先の建物内部は
『フロアガイド』を見る。
やることがハッキリしていれば
自然にやる気が出てきます。
家族で『行動フローリスト』と
『チェックリスト』を作る。
そして、
修正すべきは叱る。
行動できたら褒める。
結果が出たら一緒に喜ぶ。
一定期間、続けられたら
ご褒美を用意する。
この継続で
良い習慣がつきます。