褒める方法
子どもはほめられると自信がついて
がんばる力がわいてきます。
また、
心が満たされて兄弟や友達にも優しくなれます。
ほめてくれる親への信頼の気持ちも育ちます。
つまり、
子どもを伸ばすにはほめるのが一番なのです。
でも、
それはわかっているけど
ほめることが見つからない、という人が多いようです。
そういうひとにお薦めしたいのが
部分に注目してほめる方法です。
たとえば、
子どものノートを見て小言を言いたくなったときも、
それは抑えてまず部分をほめます。
「この『空』という字、上手だね。この字もいいね」
とほめながら一つ一つ花丸をつけてあげるのです。
どうしても直させたい字があるときは、十分ほめたあとで
「じゃあ、これだけ直そう」と言えば喜んで直してくれます。
これを毎日やれば「しっかり書きなさい」と言わなくても
しっかり書くようになります。
何事も全体をぼんやり見ていると
ほめるところは見つかりません。
部分に注目して、
意識的にほめるネタを見つけることが大切です。
小言を言いたいときもそれは抑えて、
まずほめるところから入ってください。
すると、物事がうまく回り始めて
小言が要らなくなることが多いです。
しばらくほめることに徹していると、
やがてその効果を実感できるようになります。
これらのことは夫婦や会社の人間関係でも、
そして自分自身にも応用できます。
ぜひ、ほめ上手になって
周りの人も自分も幸せにしてあげてください。